ヴォルフガング・ティルマンス展@オペラシティ

akk2004-12-18

今日はヴォルフガング・ティルマンス展@オペラシティアートギャラリーへ。
オペラシティには、どーんと大きなクリスマスツリーが登場している。夕方行ったら、とても綺麗だった。


ティルマンスの人となりについて、よく知らないけれど、
写真を見ているうちに『この人は、ゲイなのかな』と思った。
男性とも女性ともつかない繊細な感覚。脆い美しい瞬間をカシャっとつかまえて
いるような。ゲイでないとしても、実に繊細で傷つきやすい人なんだろうと思う。
音にしてGREAT3の片寄さん、TORTIOSEのマッケンタイヤ氏のような。


写真には様々あって、私はどれも素敵だなと思った。
静物写真、風景写真。クラブの熱が伝わるドキュメント写真。
ポートレイトはエイフェックスツインやモリッシーMOBY、REMのマイケル・スタイプ
といった豪華なお友達の写真。
そしてネガに加工して、流れるような不思議な曲線を描いた写真。
さらに曲線だけになった「スイミング・テスト」シリーズ。
抽象的と形容されるこの辺りの作品も、こうして全体で見ると全然抽象じゃない。
一環している。美しい!!


映像ブースでは、クラブの照明を延々と撮影してる作品が流れていた。
ビデオ・インスタレーション作品の映像らしいんだけど、う〜ん・・・これは
わからん。。わからんかった。ティルマンスの映像だったら、デレクジャーマン
までパッキリでなくとも、あんな感じかなと思ったんだけど・・・。
ペットショップボーイズなんかのPVも撮ってるらしいけど、どんななのかな。
会場で流してほしかった、残念。


この展覧会は展示のしかたがすごく良かった。
普通のスナップ写真が、ぺたぺたと壁に貼ってある。誰かの部屋みたいに。
巨大なパネル作品もあるし、額に入ったものもある。
その自由な感じが、ティルマンスの「スイミング」感にとても良く合っていた。


う〜んこんな展覧会見ると、うちのロモを引っぱりだして写真を撮りたくなるねえ。
なんてすぐ影響されてんのね。