Today#36 同窓会

今夜は何の飲み会かわかんないまま、とりあえず中野へ。
行ってみると、大学時代の同級生達が勢ぞろいでした。すっかり同窓会状態。
卒業すると、会う人ってかなり限られてくるけど、本質的にみんな大好きな人達なので
とても嬉しかった。


私が在籍していたのは、某大の映画学科監督コース(まあどこだかすぐ分かりますね)
という、マンモス大学の中でも特に人数が少ないところで。
他の映像系学校と違うのは、その全員が監督をやること。おそらくここだけじゃないかな、こういう学校。
専門学校の時は、選ばれた数人が監督をやるから、ある意味みんなライバル状態だった(イヤよねえ。。)
だからこの大学の制度はじつに平和で、ライバルっていうよりも同類の集まりって感じで。
映画の監督をしたい学生なんて、夢見がちな寂しがり屋だらけ。
自分が精一杯で書いた脚本や、出来た作品を先生にこき下ろされてブルーになっちゃったり、
煮詰まったりすると何となく寄り集まっている。他のコースとの共同作業なのに、なぜか監督同士が。
本書きも編集も、けっこう孤独な一人作業。だから余計に誰かの話を聞きたい。
監督って自分のやりたい事を表現するリーダーな訳で、基本は一人の世界が好きなはずなんだけど・・・。
クライアントも何もない自由な創造の場で、泳ぎまわるといったって、経験値も少ない。
深海に落ちてしまえば不安の底なし沼。仲間の意見がなきゃ、イデアも見失っちゃうから。
そんな私達には、どこからともなく『寂しがり屋の監督コース』とキャッチフレーズがついていた。
もしかして、先代から続く伝統なのかもしれないね(笑)


久し振りに集まってみると、もうみんな映画の話ばっかり!
映画道を進んでいる人はニ人しかいないけれど、みんな呆れるくらい映画が好きなのね。
忙しいからって、あの頃に比べれば映画館へ行く回数も減っている自分に思わず反省。
そうよ、お金だってあるんだから。
少し仕事も落ち着いてきたし、映画いっぱい観よう。と思いました。


大学時代 思い出の一本

編集やプライベートで煮詰まっていたカントク仲間が、イライラしつつもこれを見に行き、
見終わったあとはニッコニコになったよ!と言うのを聞いて、同じような状況だった私も観にいきました。アルトマン最高!