アントニ・タピエス展@原美術館
アントニ・タピエス展を見に、品川の原美術館へ。
あの外観といい、車で行くとリゾート地の美術館を
訪れた気分になった。普通に駐車場があるのが、
都内じゃすごい特典な気がする。
タピエス、知っていたのは名前くらい。
スペインの現代美術家です。これが・・良かった!
久しぶりに、アグレッシブ系現代美術!真っ向勝負の作家に出会えた。
いいです、本当に。ものすごい存在感にやられました。
『ワイルド・アット・ハート』上映時にやっていたデビッド・リンチの絵画展
あれにすっごく近いんだよな〜タピエスの作品群は。
色使いや構図等の全体的なセンスと、剥き出しの心。
激情もあれば、まっ白な「無」もある。おとぎ話も・・・あった。
見ててすっかり巻き込まれてしまった。松の葉、石膏、土壁?
カンバスに何で描こうが貼り付けようが、それらは「絵」だった。
ピカソ、ミロ、ダリ、ガウディと並ぶ、スペイン美術の重要人物タピエス。
でも彼ら全員、個人の才能の凄さが強くて『スペイン芸術』的な共同意識は
うすれてしまう・・・んじゃないかい?と思ってしまう。
そんな訳で、ショップでタピエスの著書『実践としての芸術』を入手。
これでその疑問が解決するかもしれない。でも、しなくてもいいの。
私はタピエスの話が聞きたいだけだったりする。
原美術館のHP→http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html
帰りに大井埠頭へ寄るつもりが、なぜか『城南島海浜公園』という
人工渚の浜辺へ着いてしまった。オートキャンプ場でもあるらしい。
すぐ向い岸に羽田空港があって、飛行機がたくさん見えるいい場所。
グルグル同じ様な経路を回る飛行機は、猫みたいに見えた。
久しぶり、東京湾!
船とクラゲにも手を振った。
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