プライベート愛地球博・その2 いざ万博!

akk2005-05-22

朝9時、パーク&ライド尾張旭駐車場へ。
空いてる!埋まり具合は半分ほどです。
噂に聞いてたけど、やっぱり車で来る人少ないのね。
ここから観光バスに乗って、30分ほどで会場に到着。
南ゲートから入り、木の回廊をぐるりと歩いて正面へ。


まずは企業パビリオンゾーン、夢見る山「めざめの方舟」の入口へ向かうと
10時半でもうすでに、整理券配布はほぼひと段落していました。
ここは頻繁に整理券を出すところだから、一時間ほどすればもらえましたが
日立や東芝は、次の整理券が2時からだったり、大行列してたり。ひえ〜。
行く気にならん。という訳で、万国パビリオンをみてまわる。
電光掲示板に混み具合が出ていて便利です。一番近いアジア諸国ゾーンでは
なぜかサウジアラビアだけ120分待ちでした。なぜ?
アジア諸国は、どれも外観がおもちゃみたいで妙にかわいらしい。

↑外で民族舞踊パフォーマンスをしていたイエメン館
デジカメ通して見ると、海外旅行中みたいな気がしてきます(笑)
イエメン館は、日干しレンガ造りの家がそのまま場内に建っています。
二階には部屋の再現もあり、地べたに座る人々はまるきりアラブの風景でした。
お隣のカタール館は、主に物産展。じゅうたんや雑貨がいっぱいです。
私はここで、かなり良い馬の置物(皮製!)を購入。何の気なしに値切ってしまい
そっか、向こうはアラブの露店感覚で、値切ってもOKなんだと思いました。
(でも定価で買ってあげればよかったか…とちょっと反省。。)

↑ネパール館は入口にこれが。端から回すとコーランを読んだことになるの?
ここは見事な曼荼羅がたくさん飾られています。その精巧さと美しさ、まさに宇宙!
絵だけでなく、じゅうたんに織り込まれたものもある。初めて見ました。
値段がついていて、買えるんだけどン百万円。そりゃあそうだわ…。
先日観た「ジンガロ」の雰囲気を思い出す空間で(あれはチベットだけど)
ご当地CDをみつけて、もしかして読経CDかな!?ととんちんかんなことを思って
見ていたら、聴かせてくれました。瞑想用CDで、独特な音階の歌がのった
アンビエントでした。ヨガによさそうです。やっぱり買えばよかったなあ。


時間になって「めざめの方舟」へ。
見るのは二回目ですが、やっぱりえらい感動してぼう然となりながら
せっかくだからもう一回、今度は『アリーナ』席で!と、整理券を
もらいに行ってみると、すでに夕方までアリーナは埋まってました。
残念だったけど、あの森羅万象がみせるカタルシスをもう一度、
しごとじゃなく落ち着いて観られてよかった。
お昼はなぜかバングラデシュ館で、カレーと串刺し肉を食べて
長久手日本館にチャレンジ!でも無理、無理。
整理券は終わっているし二時間待ちじゃあ…ってことで、
50分待ちの大地の塔に行ってみました。世界最大の万華鏡??

↑こんなでした。つくりは万華鏡だけど、思いのほか模様の展開が地味で
万華鏡のびっくり感はなく綺麗なだけでした。確かに大きくて綺麗だけど…。
そしてマンモスの『マンモスだけ観るコース』へ。30分ほど並べば観られます。
動く歩道で通過するスタイルですが、充分マモタンを拝めます。
ついでに愛知県館も見ました。独特な地方感があり、なにもかも熱かったです。
 
愛知県館の奥に、サツキとメイの家へつづく道があります。
森林体感ゾーンの入口。いきなり日本庭園がパッと広がります。
何ってもしかして、ここが一番素敵かもしれない!
ここは、日が暮れるまでしか入れない場所だそうです。街灯がないから。
見とれてしまうような日本庭園が、どこまでも続く道をのんびり歩くと
サツキとメイの家が出てきます。
チケットが無くても、高台から家を見下ろせるようになっています。
 
森にぽつんと建つあの家がある風景は、映画そのまんま。
何だか実写なのかアニメなのか、世界がごっちゃになる錯覚をおぼえるほどで。
賑やかな万博会場と隔離されたここは、別の世界に来たようでした。


いよいよEXPOドーム方面へ移動。
今日はフィリップグラスの『コヤニスカッツイ』フィルムコンサート!
なのです。時間が早いのでついでに近所のアフリカ館めぐりへ。
アフリカ諸国、数が多くてみるの大変。大物産展でもありました。
調子にのってインスタント入れ墨を入れてもらいましたが
1週間くらいもつので、お仕事に支障をきたす人は要注意です(笑)


EXPOドームは屋根だけで半野外状態の会場で、大雨ざんざん降りの中
『コヤニスカッツイ』は始まりました。
私はこの映画が本当に好きで、何度も観ていますが、生演奏の音の物凄さに
完全にまいりました。もう圧巻、壮絶です。目の前で展開する映像と、
雨や空気と、生身の音がうわーっと全身に襲いかかるような感じでした。
本当に、東京からはるばるやって来た甲斐があった!
きっとホールだったら、また違う空気だった。ここで観られてよかった。
こんな素晴らしい体験は、そうそう滅多にできるもんじゃありません。
終わって外に出るとすっかり人は減っていました。この雨だし…。

最後に、外装がすごいイカしたスペイン館へ。
映像や展示のしかたがとても洗練されてて、中もイカしたパビリオンでした。
ドンキホーテ度が妙に高くてわくわく。さすがスペイン。面白かったです。
キッコロゴンドラに乗って、会場を見下ろしながら帰路につく。
満喫しすぎて結局ほぼ閉園時間まで居て、のんびり帰ったら朝になっちゃった。
7時ごろ東京に着いて、そのまんま10時から会社!歩きまくったので筋肉痛が
すごかったけど、たのしかったからしょうがないや。
万博は世界博覧会。世界をいっぱい覗き見してきましょうね。