フーズ・スティル・フー

徹夜明けの朝、友達から一つのメールリンクが届きました。
そして、長い夢が叶ったことを知りました。大声で叫びたいほどの。


ザ・フーの長編ドキュメンタリー、来年完成へ
[ロサンゼルス 27日 ロイター] 
英ロックバンド、ザ・フーの40年にわたる歴史を描いた長編ドキュメンタリーが来年完成する見通しとなった。メンバーの死や薬物、不朽の音楽に彩られたグループの実像を追う。ドキュメンタリーではオリジナルメンバーでシンガーソングライターのピート・タウンゼントとシンガーのロジャー・ダルトリーが、アカデミー賞監督マレー・ラーナーの企画・制作に全面協力した。ラーナーは1970年、ワイト島の音楽祭で同バンドを初めて撮影した。
ドキュメンタリーは1965年に大ヒットした「マイ・ジェネレーション」にちなんで「マイ・ジェネレーション:フーズ・スティル・フー」という仮題が付けられた。劇場公開のほかにCDと数枚セットのDVD販売が予定されている。ラーナーは「これまで見たこともないような風変わりなものになるだろう」と述べ、「ステージ内外でのメンバーの争いとか、別れた夫人や女友達とのインタビューなどの材料を捜している」と意気込みを語った。
制作陣はファンからの情報を求めてウェブサイト(http://www.thewhomovie.com)を立ち上げた。


ウェブサイトを読みました。映画の内容はこんなものでした。


昨年の夏、20年以上ぶりのWhoの新曲を録音して、
日本での初めてのライブのために極東へ旅立ったピートタウンゼンドと
ロジャーダルトリーを追ったこと。
バンドの音楽と歌詞のテーマ。
これまで見られず、聞かれなかったWhoの物語を伝えるつもりであること。
爆発的人気と芸術的な発展。
ドラマー・キースムーンとベーシスト・ジョンエントウィッセルの確執、
崩壊と和解と早すぎる死。
1960年代の学生R&Bカバーバンドだったグループの起源
自壊芸術(ギターを激突させること)
キースムーン伝説、モッズとロッカー。
ピートの芸術への、バンドメンバーの革新的なアプローチ。
さらに生命に対する様々な洞察とWhoの芸術について・・・


わたしは色々な音楽を食べて育ってきましたが、
ザ・フーは米やチョコレートのように、どれだけ私の体内を形成しているのか
わからないほど食べ続けています。
ザ・フーのロックンロールは、体のどこかでハートビートのように鳴っていて
フーズ・ネクストは、神様が地上を見下ろして作った音楽だと今でも思ってるし
去年ザ・フーを初めて観た時、ずっと会いたかった父親に会えたと思った。
今書いたような得体の知れないザ・フーへの愛情の謎を、
すばらしいドキュメントフィルムが解いてくれるといい。


どうか!どうか!
これがスタイル先行のおしゃれ映画でなく、
バンドの奇行をおもしろがって取り上げるワイドショーでなく、
インタビューや出来事だけを羅列した平凡で半端なドキュメントでなく・・・
わたしは極東で祈っています。
この映画が素晴らしい作品になりますように!
Sings My Generation