新しい『星の王子さま』

akk2005-09-06

会社帰りに渋谷ツタヤへ。
仕事の資料用にDVDを借りて、なんとなく上の階へ。
キャラクター化された『星の王子さま』のかわいい表紙で
あの名作が再発されているのを見つけた。
なんとなく手にとってみると、おおっ!!!びっくり。
思わずにやけて、キャーと叫びそうになりました。


新しい『星の王子さま』は、池澤夏樹・新訳なのです。
布張りに金文字、装丁の美しさだけでも手元に持っていたいと思わせるけど
なんとまあ、池澤さん訳とは。
もちろんまだ読んでいませんが、間違いない!!
大好きな物語を、大好きな作家の言葉で語られるなんてすごく嬉しい。
言われてみれば両者は、近い軌道で星を回っている感じがする。
あの物語は決定的なストーリーというよりも、流動する心と世界を文章に
していた(ような記憶が・・・)今読み直したら、と思うとドキドキする。
そういえば以前、星の王子さまの絵がついた『バオバブの木育成キット』
ヴィレッジバンガードでみかけたな。かなりときめいたけど。
この本を読んだら、きっと欲しくなっちゃうだろうな。


池澤さん訳は、リチャード・ブローディガンの詩集を読んだことがあって
もう本当に素晴らしかった。透き通る水のなか、強い光が輝くような。
ブローディガンの水と、池澤さんの凛とした世界観がぴったりはまっていた。
多分ありえないけど池澤さんにはブラッドベリを訳してほしい。
ついでに、いしいしんじに『オズの魔法使い』を・・・誰か企画して。
(今「ぶらんこ乗り」読んでます)