Production I.G展@渋谷パルコミュージアム

押井守ファン暦 かなり浅いけど愛は深いわよ!
といえどやっぱり、これはファン暦の深い人と行くのがよかろう…
とプロダクションIG展へ行くにあたり、あっさりジャッジしました。
正しい判断でした。一人で行ったら右往左往だったでしょう。


現在オンエア中の「BLOOD+」から展示スタート。
これは、これは良さそうですよ。ちょっと、すごそうですよ。
土曜日(まさに今日)放映だったらしいけど、帰宅間に合わず。
来週見てみよう。キルビル栗山千明ちゃんの役は、これのおおもと
「BLOOD THE LAST EMPIRE」からきてるそうで。
っていうか、まんまじゃないの…と思いました。


展示は絵や台本、でっかい造形物、画コンテ等々。
けっこう画コンテがラフでびっくり。アニメーションの監督なんて、
絵が一定レベルより上手くないと門前払いなのかと思ってた。
私はアニメ業界のことは、ほぼまったく無知なので
ワンカットに何重ものセル画を重ねて、遠近感とピント?視覚的なクリアさを
作っているなんて初めて知って、感心しまくりでした。
よくアニメの制作風景を見ると、みんなPCに向かっているから
すっかり総デジタルなんだろうと思い込んでいた。
『作画用に制作されたもの』という造形物の展示もたくさんあって
作画のために、こんなに作りこまれたフィギュアをわざわざ制作するんだ!すごい。
とこれは感動に近いカルチャーショックでした。
だって、私達なんて小道具を特注するだけでもお金かかるって悩むのに。
CGのキャラクターを作るとしたって、一々実体化なんてしないものね。
そういう次元じゃないんだろうな。
アニメーションは無から一つの絵を作っていくのに、沢山の人が関わっていて、
確たる実体がないとバラバラになりそうだ。
『絵』なんだろう、きっと一つの絵をみんなで同じカンバスに描いていくような感覚、
映像というよりも。


押井さんの新作「立喰師列伝」の展示もあった。
実態がよくわからなかったけど、これむちゃくちゃ面白そうです。
登場人物が、割り箸人形劇だとか(さらにSFXしちゃうんだろうか?)
出演者は身内だらけで、押井家のペット総出演とか
置いてある小道具も、やったら昭和初期の本だったりして
あ〜もうなんだかわけわからん!!!楽しみだわ!


という訳で、押井ガブリエルわんの湯呑みを買って帰りました。
本当は攻殻機動隊の素子さんの絵とかがよかったんだけど…
物販は笑い男だらけだった。ちっ。

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 13 [DVD]

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↑この絵の原画が展示されていて、それはそれは綺麗でした。