世界のCMフェスティバル@新宿ミラノ座

akk2005-11-18

毎年恒例、異様なテンションとびっくり映像にやられて
一度行ったら癖になる『世界のCMフェスティバル
今年も行ってきました。オールナイトでCM見まくりです。
去年はアフリカの謎兄弟、ジンバブエブラザーズの超絶曲芸、
おととしは、吉田日出子さん(かっわいかった!)と
毎年不思議かつ脈絡のないスペシャルゲストが登場しますが、
今年はオープニング、いきなりオペラから始まりました。
福岡のソプラノ歌手の方が浪々と『蝶々夫人』を歌いあげる、という
何ともおつな空気でスタート。
まさか今夜、新宿ミラノ座で蝶々夫人を聴くことになるとは…
主催者のフランス人おじさんの高すぎるテンションは相変わらず下がらないし
ロビーで色んなお酒が配られるんだけど、今年は遂にボジョレーヌーボーも!
やったね!一通り飲んで軽く酔っぱらい、だから飲むと寝ちゃうって、
といいつつ朝方4時半ぐらいの第三部はぐっすり眠ってしまい、
まったりと出口へ向かうと、楽団のもりもりパワフルな演奏でお見送りされ…
とまあ今年もやられっぱなしだったんですけども。いっぱいみました世界のCM。


てことで、今年サイコーだったCMを書いておきます。
No.1はダントツで、フォルクスワーゲンのGOLFのCM。
雨に唄えば』のレインダンスのシーンを加工した映像で
Singin' in the rainのテクノミックス(妙にかっこいい)にあわせて
ジーンケリーの顔はそのまま、体だけ物凄い勢いで踊りまくっている
という。合成ぶり、ダンス、音楽と笑いのセンス、完璧でした。
なんかね、アンダーワールドのカールハイドみたいなの。動きが。
いやそう見ると顔も、あの笑顔とか似てる気がするんだよね…。
それから今回の目玉だった!?エミール・クストリッツァ監督のCM。
走り回ってお祭り騒ぎのどさくさに紛れて、驚きの展開を容赦なく出してくる
あの感じが、そのままCM尺の中に凝縮されていて、すっごい面白かった!
結局何のCMだかわからなかったけど、クストリッツァ万歳!
それから、HPのデジカメプリンタのCM、最高でした。
次々出てくる人物や日常風景が、写真で切り取られた部分だけスチルしていくという
シンプルなものなんだけど、それはそれは気持ちいい映像展開で。
以前私も同様の演出を某写真メーカーの映像でやったけど、技術的にここまで出来て
いたらさいこうだったよな〜と思いました。これ日本でもやってたのかな?
しかもBGMはキンクスの『Picture Book』です!まいっちゃいました。
今年は25周年らしく、かなり古いCMもたくさん上映されて興味深かったし
第三国の独特な空気漂うCM郡も、かなり面白いものが多かったな。
今年のCM集DVDは、買ってもいいかも… 
と毎年思ってる!?


動画もいっぱい!パチパチ〜!のホームページ
http://homepage.mac.com/cmfestival/
↑見てイスラエルのCM!お酒入ってたせいか、おなかが痛くなるほど笑いました。