知多半島旅日記 前編:空港、無愛想な土、ハウスミュージック

akk2006-01-18

知多半島へ行きました。
名古屋から車で30分くらい、ほとんど地続きで半島に入る。
幾つかの市が集まっているからか、知多半島はとても色んな顔をして、広い土のうえに散っている。
それが街だろうが田んぼだろうが、土はどっちでもいいと思ってるみたいだな。


知多半島の先の埋め立て地にある、セントレア空港へ行きました。
半島側の道は、工場地帯が続いていて、羽田を思い出す。
空港に入る道路は一つしかないけど、そこから滑走路は見えない。
撮影で来たから気が付いた、この空港には看板が無い。おきまりの建物にも、施設内にも
空港の名称を表すものがほとんどなかった。
空港はガラス張りの複雑なデザインで、まるでファッションビルみたい。
きっとここは広いんだろう。でも非搭乗者の私には、その半分位しか見えなかった。全体が把握できない。
9.11テロの後に出来た空港だから?
飛行機は何食わぬ顔で頭上を飛んでゆく。なんだか要塞にはぐらかされたようだ。
この海はきれいに光っていて、季節がないみたいに人口的だった。


常滑市東海市をぬけて取材先の大府市へ。
ここは新しい健康施設を中心に、公園や病院などが寄り集まっていて、ぴかぴかした開発中のニュータウン
でも少し離れれば、田舎町が広がっている。
知多半島は混沌としているな。第一印象がまた深まった。


夜。ホテルの部屋に戻って、寝る前にラジオをつけてみると
夜空みたいに美しいハウスミュージックがずっと流れて、止まらなかった。
部屋を真っ暗にして聴いていると、街頭の灯りとすこし遠くにみえる夜景が、やっぱり東京のものではなくて、
とても、きれいだなあと思ったよ。


後で調べてみたら、この時聴いていたのは『RADIO-i愛知国際放送という外国人向けのFM放送局だと知りました。
愛知へ行ったら、聴ける。密かな楽しみがひとつ増えました。