Today#11 岡本太郎入門前・門前リンク

「岡本太郎の幻の壁画がメキシコで発見されて、修復作業のために日本へ運ばれた」
確かにそのニュースを数年前に見かけた。
岡本太郎の作品とタイマンで向き合ったことがまだ無い私には、彼は一般教養のひとつ。
へえ、壁画か･･･ずいぶん大きそうな絵だな、ぐらいしか気に留めていなかった。


きょう、図書館でなんとなく手に取ったチラシから、
その壁画が『明日の神話』という作品で、修復を終えて今年の夏に一般公開することを知った。
岡本太郎、いつか向き合うべき人。
彼の作品写真をみかけると、雑誌や本のサイズじゃ全然収まっていなくて
このスケール感はきっと記録ができないんだと思う。
自分が行って、観て、向き合わないと受け取りきれない。目じゃなくてもっと全身で受けないと。
強すぎて自分の肌には合わないかもしれない、とも思ってた。
だけど今、とても惹かれている。
WEBサイトにあるこの壁画の絵、ゲルニカみたいだ。でも観たら違う事を感じるんだろう。
http://www.ntv.co.jp/asunoshinwa/index.html


ここからサイトを転々としているうちに、ほぼ日刊イトイ新聞のTARO特設ページにたどり着いた。
とても洗練されたデザインで、岡本太郎ファンクラブ的な展開をしていて可愛らしいんだけど
その中で、ちょっとすごいアートを見つけちゃった。
岡本太郎をイメージしたTシャツを作る、というプロジェクトの記録記事で
オリジナルラブの田島貴男さんが、自らリキテックスを握って描きあげたTシャツの話。
これ↓　おおっ！！すごいな田島さん。このささやかなドキュメントに、ものづくりの奇蹟をみた。
http://www.1101.com/taro/t-shirt/2004-08-18.html


『きれい』と『美しい』は違う。正反対だって、太郎さんは言った。
きれいは造形の美、美しいは心が感じた美。ソウルが入っているかいないか、だ。
今夜は美しい音楽を！田島さん。私は『夢を見る人』の美しさに、何度聴いてもふるえてしまう。

RAINBOW RACE