旅レター・フロム・金沢

akk2006-01-31

いま金沢にいます。こちらはちょっとだけ寒いです。
今夜は金沢城の向かいにある、KKRホテル金沢からお届けしています。
素泊まり4500円で、なんだこの豪華さは!と衝撃的な安さに驚いてます。


朝、金沢に到着した時は雨が降っていたけれど、打合せしてる間にやんだ。
さすが晴れ女!と自分に感心しつつホテルにチェックインして、大荷物を置いてきた。
さて、自由時間のはじまり。すでに17時、まもなく夕暮れ。こりゃ観光スポットは殆ど閉まってるな。
ひとまず、何はなくとも!今回、絶対行きたかった『金沢21世紀美術館』へ向かう。
はいここで〜す→ http://www.kanazawa21.jp/ja/index.html


2004年の秋に出来たばかりの現代美術館、ずっと気になっていた場所で。
去年の夏頃、マシューバーニー(withビョーク)の展覧会をやってた時には、
いい機会だから、これだけのためにでも駆けつけようかと思っていた。
ホテルからてくてく歩き、誰もいない金沢城や閉まった兼六園をみながら
ああ、変わってないなあ・・・なんて深呼吸しているうちに、道も分からず大回り。
到着した時にはすでに閉館30分前で、受付終了。展示が観られずとても残念だったけど
ここはサイコーです!いい!ト〜テモイイデス!
何がいいって、建築が素晴らしい!この外観写真じゃ伝わらないにきまってるけどね、
ほわっと発光してるみたいな建物。ガラス製のクリスマスケーキ、白くて平たいかたちで
すごい透明感。ここだけパリのようだし、でも金沢の街の流れにピタッと溶けていて。
神社や古い建物や兼六園を一周して、ぱっとひらけた視界にぽんと出てくるここは
なんか、北欧!で金沢は北陸!北のマイペースな街のモダンな建物。この感じ、えーと行ったことないけど、
前に写真でみたバンクーバーみたいだ。バンクーバーって北欧だったけか??てのは置いといて・・・。
こんな調子で、外観ですでにまいっちゃったので、せめて建物内探検だけはしていこうと思い、中へ。
これがまた最高なの。ここ、晴れた日に来たらサイコーだと思う。
野外と屋内がシームレスに繋がってるような面白いつくりで、展示室から出ると向かいに
水と緑の空間があって、ここも展示かな?なんてドアを開けると野外だったりして。
きっと、昼間なんか光がさしたらオール野外みたいに思えちゃうかも?しれない。
この時間でもフリーで観られる展示室もあったし、ミュージアムショップも開いてた。
出てきた人、みんな外観写真撮ってて。観光客なのかな。
ここはほんと、これ目指して来て、ついでに観光でも大満足できる場所だよ、一日居てもいいくらいだ。


という訳でとっぷり日も暮れて、おなかもすいてきたので繁華街目指して香林坊へ。
ここはさして語る事もないけど、普通の繁華街だから。でも寒いのを理由にちょっと買物しちゃって
さらに旅先の悪い癖でついタワーレコードを発見して、別にタワーなんてどこも同じなのに
じっくり見る。コンパクトだが見やすい。
普段なら買わないだろうディミトリ・フロム・パリの新譜を「ダンスフロアーに愛とグルーブを!」
の帯に軽くやられて購入。外が寒いからさ、暖まりたくてつい・・・。


ぐるっと歩いて、近江町市場の定食屋で海鮮丼をいただいて(みそしるがカニだった!)
ひがし茶屋街へ向かおうとするも、さすがに冷えてきたのでホテルに戻ろう、と歩いていると
また足止め、レコード屋発見!待ってました!
本当に悪い癖なんだけど、旅先で出会うローカルレコード屋ほど魅惑的なものはない。
かなりそっけない感じで、ここは中古かな〜♪なんてウキウキで入ってみたら、
びっくりするほどステキな電子音楽/ダンスミュージック系のセレクトCDショップでした。
中古・輸入・国内新品一通りあって、残念ながら安くはないけどね。
一枚一枚アツい解説文がついてて、ついつい一期一会系コンピレーションCD「AFRICAN SPIRITS」を。
スピリチュアル・ジャズコーナーにあった。こんなコーナー名があるお店だもん、本気だよね。
everyday recordsというお店です。武蔵ヶ辻から川に向かう途中にあります。好き者はぜひどうぞ。


てなんかもう、ロクに情緒のない旅日記で情けないんだけど・・・まあ初めての旅先更新ってことでご勘弁。
明日は能登半島に初上陸です。移動が実に大変そうなんだ、まさか帰れないなんてことになりませんように・・・。


金沢21世紀美術館ばんざい!北欧(陸)金沢にばーんとハマッたipodミュージックはこれ!

Return to Forever

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気持ちよかったな。