Today#29 勝負服

徹夜した朝に寝るもんじゃない。いや、でも寝ないと死んでしまう。
2時間ほど眠って、起きると身体がひどい状態になっている。
たぶん、あと1時間眠れば癒えていたんだろう。その手前で起きちゃったから。
それでも、ちゃんと歩いて生きているからよかった。
こういうとき、丈夫に生んで育ててくれた親にこっそり感謝する。
お母さんありがとう、お父さん私はまだ生きてる。


身体や心がひどいとき、気合を入れなきゃ倒れそうなときには、みんなどうしてるのかな？
私は心が弱いほうなのか、わかんないけど、そういう日はほぼ必ずといっていいほど服に頼る。
子供っぽくて恥ずかしいけど、寒かろうが何だろうが、勝負服を着込みます。
だいたいがTHE WHOかジョン・ウォーターズの映画「セシル・Ｂ・ザ・シネマウォーズ」
ソニックユースが多い。その時の勢いづけかたによるけど、プレッシャーが凄いときなんかは
あざ笑いたくてHappy Mondaysやケミカルなどで回避しようとします。
たかが服、されど服。THE WHOのマキシマム・リズム＆ブルースを胸に、きょうは生きてやる。
そういう感じで助けられたりしませんか？私だけ？きっと違うよね。だからそういう服が
世の中にいっぱいあるんだよね。
普通の服でも、そこに書いてある言葉が気に入ると購入しちゃったり、
友人や親にもらった服は、その人に助けてもらいたくて着る時もある。
あのとき着ていた･･･とか、思い出してげんかつぎとか。
大きめのお守りみたいな役目もあると思うんだよ、服ってさ。
そんな訳で今日はTHE WHOで乗り切った。会社に行くとき、ちょうどipodから「Substitute」が流れて
きょうはこの強引でふてぶてしいギターのように過ごしてよし、と思った。


最近、金沢ロケで買ったコートばっかり着ている。ただ気に入ってるのはもちろんだけど
この仕事が終わるまでは願掛け！どうか無事に、生還できますように。

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