Today#53 恐怖映画バグス・ライフ

「バグス・ライフ」を観ました。
と言っていいのか・・・最後まで見ていません。なぜなら私は、虫が大苦手だからです!
虫の世界の物語だと分かってても、なぜか「バグス・ライフ」という映画だとしか認識しておらず
一般教養として観るべきだと、ずっと興味を抱いていたのね。
しかし映画が始まってすぐ「ああ、これは虫が・・・やばいぞこのリアルさは、やられるぞ!」
と危険を察知し、いきなりアリの大行列
登場人物ぜんぶ虫だよな、そうよね、いや、か、かわいい顔だし質感も虫っぽくないから大丈夫、
あの触覚と関節も見ようによっちゃ、いやキビシイけど映像の勉強のためにも・・・
葛藤の挙句、バッタがばっさばっさと飛び回りはじめた時点で、確実に恐怖映画と確信し
次々とかわいいんだかよくわからない虫が登場してくる。
決定打はかまきり!ひぇーもうギブアップです!ゆるして〜!!!


以前、同様のうっかり恐怖映画体験をしたことがある。それは「ジュラシックパーク
私は子供の頃からずっと、恐竜の怖い夢を見続けている。
恐竜(ティラノ)が窓からギロッと覗きこんで、ステレオの陰に隠れている私と目が合ったまま、
微動だにせず睨み合う・・・というもので。
これだけ長く見続けると、何か意味があるのかと思ってしまうけど今だに見る。
むっちゃくちゃ怖い夢です。あれは本当にトラウマです。
もう大人なので、TVで見る程度や、イラストなんかだと大丈夫だけど
(だってブラッドベリの恐竜小説は凄く好きだからね)
ジュラシックパーク」の映画館体験は本当に怖くて、怖くて、泣きそうになった。
始まってすぐに「ああ、恐竜が出てくるんだよ、そうだった・・・」と認識し
でも1400円も払ってしまったので映画館を出る気にもなれず、最後まで何とか観て
終わった後の私は、おばけ屋敷から出てきた人みたいに顔面蒼白のショック状態でした。
映画の大スクリーンの迫力はやっぱり段違いの『体験』なんだよね。
映画が生まれたての時代、汽車が走ってくるフィルムを見て、観客がみんな逃げた
という気持ちそのままだ。
きっと「バグス・ライフ」ならまだ擬人化されてるから、ここまで怖くないだろうけど
これも14インチのTV画面だったからかな?
やっぱうちのTVは小さいままでいいや・・・と思った夜でした。