メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬

きょうはお休み・・・じゃなかったけど、仕事が早く終わったので恵比寿へ。
メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」を観に行きました。
詳細はこちらのサイトでね→ http://www.3maisou.com/
この映画のチラシを手にとった時、その強烈な『男の世界』ぶりに、女一人で観にいっていいものか・・・?
と、ちょっと迷ってしまったのですが(笑)やっぱり映画館の男性率は高かったけれど、
一人で観にいってよかった。その理由は最後に書きます。


メキシコ人のカウボーイ、メルキアデスが死んだ。
彼が3度埋葬されるのはなぜ?よりも、3度目の埋葬に至る理由とその道すじの物語。
この映画はミステリーでもなんでもなく、ただ、生きる男達と生きていた男の、魂と
人生の関わりによって、男性という生き物を描いた作品だ、と思った。
重苦しい映画ではありません、とてもマイペースな映画。でもまったり、じんわり観ていて
最後の10分位、3度目の埋葬シーンで、いきなり大泣きしてしまった。
なんてことだ!ばかばかしいったらないよ、男の人ってさ、なんでそう純粋なの?
笑っちゃう、もう呆れる。まったくさあ。っていう気持ちで胸がつまった。
だから女性は男性を守ってあげたいと思うし、傍にいたいと思うんだ。
私は女性らしいほうではないけれど、男性ではない、とはっきり心が認識した。


男の人って、黙って、信じられないほど頑なに、何かを胸の内に抱いている。
女の人は、それが少しわかったとき、何か言いたくても、やっぱり黙って見つめている。
そういうものなんだな。
恋愛映画じゃないよ、そんな話は出てこない。でもこの映画を観てそう思った。
女性は、一人でこの映画を観るべきだ。なんで私達が男性を愛することになるのか、
きっとわかると思うから。