Today#82 「男性映画決定版」

今夜は、男性映画決定版という、今まで聞いた中でも最上位であろうキャッチフレーズの映画をみました。
なんだと思いますか？日本人なら誰でも、タイトルぐらいは知っている映画。
国民的俳優の大人気シリーズです！
YES高倉健！　
『網走番外地　〜望郷篇〜』を鑑賞したんです。
上のキャッチフレーズは、DVD特典に入っていた公開当時の予告編で
もちろん極太の手書き習字で（当然、色は赤で）容赦なく書きなぐられていた文句の一つです。
いや、素晴らしい。この予告編、実に素晴らしい。もう、たおれそうになりました。
このキャッチ以外にも
俺の郷里を　汚す奴は誰だ？
許さねえ！（ドーンと出るんですね）･･･とか
高倉健（なぜか名前だけゴシック体）の新たな魅力！
燃ゆる闘魂を秘めて
大画面を圧する　←？
となんとなくあらすじの分かる、なんかすごそうなので見たほうがよい、と思わせる
みょうな熱さに満ちた予告編、完全に一本取られました。借りたら絶対観てください。


さて、実は私は『網走番外地』初体験です。マア！まあまあ！ヤング高倉健のカッコイイこと！！！
「最近かっこいいタレントいないわネ〜」と思っている女性はみんな見るといい。もう釘付けですよ。まじで。
絶対目がハートになるんでね、ひとりでこっそり見てください。（ほんとだよ！）
なんでいきなり『望郷篇』から観たかというと、友人の勧めによるもので
杉浦直樹がスゴイから、ファンなら絶対観なきゃダメだと強く言われたからなんです。
私は別に、熱狂的な杉浦直樹ファンという訳ではありませんが、出ているとつい注目してしまいます。
杉浦直樹がスゴイなんて、どんなことかしら、という興味もいっぱいでした。
･･･いやスゴかったです。
後半で唐突に登場するんだけど、もう仰天です！あなた、いくらなんでも不自然すぎますよ！
「人斬りジョー」という、存在自体かなり不自然な、超やり手の殺人者の役なんだけど
あんまり斬らないんです！けんかの仲裁に入ったりして、謎の男のわりに案外情が深そうな･･･
出番は少なめなのに、健さんの次ぐらいに、強烈に印象にのこりました。
他にも嵐寛寿郎や、お約束の田中邦栄、由利徹などもりだくさんだし、混血児の子供との
心温まる路上の交流なんていう、優しい健さんの一面もあったりして、全般的に熱いテンション
の中で、きったはっただけでない、精神的に充実した映画でした。素直におもしろかった。
その昔『男たちの挽歌』シリーズがやってた頃、チョウ・ユンファが健さんを尊敬してて、
お芝居の参考にしていると聞いたことがあるけどな･･･もう　ユンファったらそのまんまじゃん！


ドス〜を〜　ドスを〜片手に　殴り〜こみ〜

網走番外地 望郷篇 [DVD]