Today#84 オネアミスの翼
今夜は「オネアミスの翼」を観ました。
初めから終わりまで、一言で言ってしまえる。
とても、気高い映画だな。
ちょっとした笑いや、ぬけたところ、ゆるいテンポがベースに流れているのに、ん?
この、穏やかに漂う気品はなに。
気品と感じたものは、気高さだ、と始まって少しして思い直した。
日常的な風景や会話なんかが描かれているのに、気高さが映画の全体に広がっていて
ちょっと、めずらしい雰囲気だな、と思った。
森本レオの声と坂本龍一の音楽の、生まれついてのエレガントさかしら、いやそれだけじゃないよなぁ・・・。
そんな風に観ていたら、びっくり、最後の15分位から先、ほんとうに大号泣。
涙が止まらなくなってしまった。家でDVDを観ていて、震えながら泣いたのはいつ以来だろう?
観た方は察しがつくだろう場所だね、
世界の美しさが、いきなり溢れて止まらなくなる。
私は生きていて、その中にいることのどうしようもない感動と、全ての人への祈りと憐れみ、
慈しみ、そういうもので胸がつまってたいへんだった!
「ロード・オブ・ザ・リング」の2本目の最後のほう、ほとんど同じような感情がうず巻いて、
がたがたしながら泣いていた。
今夜は本当なら、「オネアミスの翼」のサウンドトラックを紹介すべきだろうけど
観終わった今、わたしはあなたに、
宇宙を包み込んで回る音楽『Hi-Tech Jazz』をお届けしたくてしょうがない。
思えば他にもお届けしたいものは沢山ありそうだけど、(つまりは音楽で感じる感動に
似た映画だとおもう)
今わたしの心はこれでしかない。
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あっ きっと多くの人が観てるだろうけど、これも一応
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