Today#89 ワンカ社のキャンディマン

今晩は「夢のチョコレート工場」を観ました。
最近DVDになった「チャーリーとチョコレート工場」のオリジナルですね。
なんか、とんでもない映画だった・・・グリム童話の『ヘンゼルとグレーテル』みたいな
夢と毒が、ふわふわ回っている、素朴な(!)ミュージカル映画(ってことでいいね?)
ティム・バートンが丁寧にリメイクしてくれてたら、どんなにか面白い世界になってるだろう
と思います。「チャーリー」見てないけど。

とんでもなさの原因は圧倒的に、主役のジーワイルダーの胡散臭さ、非現実感から成る。
不条理を一人であやつってる!ほとんど魔法使いなんだよ。
ワイルダーの登場シーンは、映画史上に残るかわいらしさです!あえて書かないけど、あのしぐさ
というかアクションには参ったなあ。。これから観る人は大注目してくださいね。超かわいいから!
チョコレート工場内はきっと、リメイク版のほうが豪華だろうけど(これはセットが安め)
ウンパルンパ(工場で働くこびと)はこれを超えることはできないのでは、と思うほど完璧。
強烈なビジュアルなのに立ちすぎず、うっとうしくなく、しかし印象的。
一見気味が悪いけど、オズのマンチキンのように、
ファンタジー世界に慎ましやかに暮らす住人です。私はこういった人達は大好きです。


本筋とは全然関係ないところで、冒頭、あらそうだったの、とびっくりしてしまったこと。
始まってすぐに、駄菓子屋の親父が子供達に、ワンカチョコレートを売りながら歌うシーンが
あるんですね。
その歌、『キャンディマン』というファンタジックな人物(暗にワンカ社の社長)のことを歌っている
他愛も無いものなんだけどね。
甘いキャンディや、とろけるチョコレートを世界中に振りまくキャンディマンのおかげで
みんな幸せ みたいな内容で。
さてこの『キャンディマン』なる人物、コレクターズの歌にそのままあるんですよ!
アルバムタイトルにすらなっている↓1曲目

CANDY MAN

CANDY MAN

調べてみたら他にも、キャンディマンていう歌、世の中にけっこうあるんだけど
コレクターズの歌はね、あの人達バカ素直だから、本当にそのまんまの歌詞です。すごくいい歌。
ああ、この映画からとったのか、と深くうなづいた夜でした。
このアルバムむちゃくちゃいい曲ばかりで、コレクターズ・ソングブック的な内容なので
日本語のじつにいい曲 を聴きたくなったら、ぜひ聴いてみてください。


では、余計なお世話的に
はまぞうにジャケ写がないからのせます。

このジャケット大好きなんでね、黙ってられなくて。(ファンのたわ言)