Today#92 RENT映画版

今日は代休もらっちゃいました。さぁ、平日でなきゃ出来ないことをしに渋谷へ。
それは、超混雑しまくりの映画を観にいくこと!
てことで、日曜行ったら全回満席だった(!)大人気の映画「RENT」へ。
Bunkamuraでも、平日・午後の回は余裕でした。平日ってすごい。


「RENT」 ブロードウェイミュージカルの映画化。じつに映画化!これぞ映画化!
街を舞台にしているけれどね、これ本当に、舞台っぽい映画でした。
「ウエストサイドストーリー」級じゃないだろうか。私は舞台を見ていないけど
もっのすごく忠実に、見せ場の映像化を行っている。もうほとんど匠の技レベルだ。
ただ見せ場ありきのものに、どうしてもなっちゃうから、映画として落ち着いてみると
深く深くまで行ききれないまま、つぎの見せ場になだれ込まざるをえない
(舞台がそうなのかな)感じが少ししてね。
ばか騒ぎと、HIVに翻弄される現実との間の、深い深い、悲しい心のゆらぎが
ゆらいで突き抜けるまでの感情を、もっと深く映像化してほしかった。
歌を数曲割愛しても、尺が長くなってもいいから。
歌の歌詞で気持ちを表現しているかもしれない、けれどやっぱりこれは映画だから。


私はね、正直言うと映画化するならば、「ムーランルージュ」ぐらいの爆発的な
ロマン溢れるファンタジックなシーンが欲しかった!と思うのです。
あの楽曲にあわせて、ありえないロマンチックなCGとか、あってもいいかなって。
舞台の彼らと素のNYの街で、潔く勝負しているのは凄いんだけどね。個人的に思う。
あの、素晴らしいテーマ曲を聴いて、絶対観にいこうと決心したんだ。
きっと個人的にそう思うのは、あの曲に、満天の流れ星を思ったからかもしれない。


とはいえ、ニューヨークの街角でミュージカルする、という段取り演出は免れないなかに
これこれ!これ素晴らしいよ!!!っていう路上感100点満点の凄いシーンがあります!
これには感動した!
ゲイのエンジェルさんとコリンズ氏が、お互いの愛を告白して、うっきうきでデュエットするシーン。
路上の風景と完全に溶け合っていて、二人のはじけるような喜びようが本当に最高で!
この映画の中で、一番ノリノリだったんじゃないかって気がしたな。監督が。
これから観にいく人は、ぜひここ、大注目してくださいね。
最後はちょっと面白いんだけど、巴投げ的にあのテーマ曲が流れて大団円。でもいい曲だからなぁ!
泣かされちゃうんだね。びりびりとしびれて。
52万5600分をなにで測ろう?
私もRENTと同じ測りかたをするとおもう。そうして生きる。その意味を知りたければ劇場へ。
RENT公式はここでいいのかなー? http://www.movies.co.jp/rent/