カルティエ現代美術財団コレクション展@MOT

久し振りに、木場の東京都現代美術館へ。
カルティエ現代美術財団」世界初の大規模なコレクション展 見てきました。
私のおでかけガイドHP『REALTOKYO』によると、
→世に名高い現代美術コレクションから30余作家の作品をセレクトした本展
 意外と「なんじゃこりゃ」「なんのために?」を素朴に(そして楽しく)呼び起こさせる
といいます。
どんなものが待っているのか、全然想像もつかないまま足を踏み入れると
まさに「なんじゃこりゃ」と度肝を抜かれる、現代美術のびっくりハウス状態!
いやもう、参っちゃったなぁ。本当にスゴイんだもの。
何でこんな大掛かりな、手のこんだイタズラを・・・とも、何ていうか小宇宙だらけだ・・・とも思える。
鑑賞者に対して、ありえないほど直接的に訴えてくるのが、現代美術の最高に好きなところ。
ただそれは直接的すぎて人を選ぶこともあれば、沢山のキーワードを隠したパズルみたいな
いたずらっ子作品も多い。解説がなきゃ正しく理解できない、とか。
でも今回の展示作品って、人を選ばないの。単純に、目がおもしろいと思うものばかり。
感覚としては、2001年の横浜トリエンナーレにとっても近いです。
 ええっ!? で、でかっ! 
 何これ? めちゃくちゃ綺麗なんだけど・・・
 キャーかわいい! なんかすごいね! 
会場で聞いた声の数々。本当にカルティエの時計を着けていそうなお姉さんや、超ミニスカのギャル、
家族連れの子供達が、興味深々で作品を囲んで見ている。さわっておこられたりしてる(笑)
美術展というより、アミューズメントパークっぽいんです。体験型美術(体験系作品ってことでなくね)
アトラクションのように。
だから小宇宙、その中に迷いこんだアリス。みんながみんな、不思議の国へ転げ落ちてしまう!


作品一つ一つに関して書きたいところだけど、これはWebやチラシの写真をみても、私がいくら書いても
伝わらないにきまってますので、お気に入り作品を羅列するにとどめます。
 ライザ・ルー 『裏庭』(!!!→♪)
 ロン・ミュエク 『イン・ベッド』(!!!!!!!!!!・・・触りたい。)
 トニー・アウスラー 『死んだ眼が生きている』(アイデア賞)
 デニス・オッペンハイム 『テーブル・ピース』(ファウスト現代美術版、かな)
 松井えり菜 『えびちり大好き!』(この人かなり面白い・・・友達になりたい)
 森山大道 『ポラロイド・ポラロイド』(だいどう だいすきー!)
 川内倫子 『キュイキュイ』(同写真集のスライド。涙出ます。本当に泣いちった)
 パナマレンコ 『パナマスピッツベルゲン、ノヴァ・ゼンブラヤ』(中庭にあり。伝説の飛行船作品です!)


とにかくまあ、まあ、美術好きは行ってきてちょうだい!
http://mot-art-museum.jp/special/cartier/