Today#104 ストイックとはDUBのこと

「ストイック」
魅惑的な言葉です。
黙々とトレーニングするボクサーや、憑かれたように絵を描く画家やブルース・リー
歓楽街を記録する森山大道なんかが浮かぶ。
ストイック。硬派。それがダブ、って思った、さっきキング･タビーを聴いていたら。
葉っぱを食べる人達が、どう感じてるのかは知りませんが･･･


「ダブはレゲエのカラオケ」
いわゆるB面に収録するインストゥルメンタルを、ちょっと面白くしようって
エンジニアが遊んだのが始まりだって、何かで読んだ。
私はダブに詳しくないけど、でもたまに無性に聴きたくなる。
あの硬くてざらっとした、モノクロフィルムのような音。


ダブって、すごく男の世界だなと思う。
女の子はダブを普通に『聴く』けれど、男の子は『どっぷり浸かる』人が多いきがする。
とりつくしまもない超硬派ダブワイズでも、どっぷりとダイブできるなんて･･･
好き者というより、こりゃ男女の差なんじゃないか、とよく思うよ。
無性に聴きたくなるのは、きまっていつも同じ、お菓子を食べ過ぎたと感じた時。
昨日はホントに甘いものばかり食べさせられたけど（関係なさそうで、ちょっとある気がする）
今日は仕事でやむを得ず、甘ったるい、生ぬるい、濃い味の音楽を多く聴かなきゃいけなくて
変におなかいっぱい･･･。
うへぇ〜　今夜はハウスもソウルも駄目だわぁ〜　と思いながらへとへと帰ってきた。
乾いた音がいい、ぶっきらぼうで無愛想で、優しくない音。あ、ダブ。
ダブは私を包まない、勝手に鳴っている。ただ同空間に響いてる。関係なさそうに傍にいる。
それで実は私の心に作用していて、癒されている。猫達と私の関係みたいだ。
なんでかなあ？でも好き。

HOLY WAR DUB

確かにダブは聴き始めると、別のCDにチェンジする時もやっぱダブを選んでしまう、
中毒性が高い音なのかな？チェンジ後3枚目、現在リーペリーです。