Today#130 連休ヒッピー

今日から朝霧ジャムです。
しかし私は渋谷区におります…。今年は残念ながら、チケットが取れず見送り。
毎年、苦労せずに行けていたから甘く見てたけど、発売初日で負けたらもう大変で
ヤフオクでもチケット代高騰のまま、ついに値崩れしなかった。
友人と「来年はグレイのチケットを取るぐらいの勢いでいこう」と誓いました。
ああ、音楽キャンプ　行きたかったな…。


なんて今は書いているけど、実は昨日の夜なんて、明日から朝霧！な気分でもなかった。
本当なら今日あした、東京でおもしろいイベントSonar Sound Tokyoもあるし
貪欲さがあればそっちに切り替えて、すぐチケット取って踊りまくってもよかったのだけど…。
疲れてない。ネガティブでもない。むしろ少し心が温かいんだけど、遊び回る気分じゃない。
この感覚、なんだかわかるかな？
その心の温まりをだいじにしたくて、気分を転換したくないってことが。
秋の連休、今年は朝霧じゃなくて東京で、静かに心を開放するヒッピーになるよ。


ハイ、そんなわけで連休ヒッピー初日
普段、ヒッピー色がつよくて仕事には着て行けない服を着て（あほみたいに形から（笑）
代々木公園へ、日光浴しに行きました。
楽器を練習している人々の音を聴きながら、すこし離れて野原で遊ぶ人達をみている。
フリスビー、ダンス、かくれんぼ、縄跳び…私は雑誌をみたり、物語を書いたりしている。
公園っていいよね、好き勝手な感じが。長いあいだ顔を上げて、木漏れ陽を見ていても、
誰もなんにも気にしない。
犬がいっぱい通った、目が合うと犬は、うきうきで近づいてくるので…
帰りに図書館へ寄って、スヌーピーの本を借りてきて読んだ。


図書館にあったのは、スヌーピーの漫画を心模様ごとに編纂した『大人向けスヌーピー』で
スヌーピーから、色々な生きるヒントを見出すってのがコンセプトだ。
大人向けスヌーピーの本、いっぱい出ているんだね。スヌーピー処世術とか…分析本なんかが。
小学生の頃に、熱狂的に何度も読んでいた漫画はスヌーピーぐらいで、親が買ってくれたから。
でも今こうやって、テーマ別になったものを改めて読んでみると、あはは。
きょうの代々木公園のように、登場人物みんな、本当に好き勝手なんだな。
しゃべれないスヌーピーはもちろん、皆心の本音がぼそっと出ている、凄い素直な。
そのシニカルぶりは鋭くて、時に禅問答のような詩人のナイフが現れたりするの。
スヌーピーが一番すごい。ウッディアレンみたいな生粋のひれくれようだ。だから一番素直。
スヌーピーのお兄さん犬はリアルヒッピーで、砂漠に住んでいる厭世的な犬なんだけど
その割に、ずっと孤独してるからいつも自問自答してる。
ふわふわと孤独を愛しながら、マジメにふと不安になって、挙句に最終的に笑っちゃう。
人生なんてそんなもの、アハ。ここにもウッディが…！
こんな漫画を子供のころに読んでたから、こんな性格になってしまったのか？と自問自答するほど
なんでも思ってよし。そしてその8割以上は言ってよし。そうなったのか。そんな気もする。


子供のころに飼っていた犬をみている時、犬が寝そべって上目遣いで私をみていると
（この子、今もしかしてクッキーくれ！くれ！と目で念じてるのかな）とか
頭をなでた時、妙にテンションが低くて、目がジトーっとしていると
（なでなくていいからクッキーくれ！くれ！と思ってるのかな）
と勘ぐってじーっと考えてしまったのはスヌーピーのせいだ。トラ、ごめんね。。
（でもちょっとは当たってたでしょ）

スヌーピーのもっと気楽に (1) なるようになるさ (講談社+α文庫)

これの⑤巻まで借りて読みました。⑤恋愛篇はハチクロ並の片思いだらけ！でも超シンプル。すごい。