灯台ファン、または森山大道ファンのお買い物

akk2007-01-06

大雨の中、新宿へ。
大きな机が欲しくてね。ずっと探してたんだけど…あまりに見つからないので
ついに最後の砦・東急ハンズに向かったの。
そしたら、家具・インテリアフロアで驚きのフェアーが!
 〜灯台フェアー〜
なぜ?インテリアフロアで灯台フェアーが開催中!?
不思議なこともあるものだ。まさかここで灯台に会えるとは思わなかったなぁ。
今、新宿ハンズでは『南国を演出するインテリア』コーナーが登場していて
ハワイ系のパカッーと陽気な南国グッズがいっぱい並んでいるわけ。
そしてなぜかそこに、海ってことで?灯台グッズが置かれているのよ。
棚一つぶん、全部灯台モノ。大きな看板掲げてて…なんだっけな、笑っちゃったんだけど
確か「郷愁を誘う灯台フェアー」なんてことが書かれてる。
もうね、この強引さ…、どさくさにまぎれてとしか思えない…、灯台ファンが新宿ハンズにいる
ことが明らかなね…。微笑ましく見守るも、数秒後にはハンターの目で棚をチェック。
全体的に少し高いけど、かなり精巧なミニチュア(国内外の実在の灯台が!)や
大きくて工事現場のポールみたいになっちゃってる灯台の置物、それに観光地ではお約束の
ガラスに閉じ込められた灯台(ひっくり返すと銀粉が舞うやつね)などがありました。
で、私がお持ち帰りしたのが、写真の灯台
これ、超おすすめです。店頭には「ブリキ製灯台」と書いてあるだけなんだけど
灯台のドアが開くようになっていて、開けると中に、ロウソク置場らしきものがくっついているの。
(ここにロウソク置いたら、ダメなのかな。ブリキ製としか書いてないけど?)
と思いつつも、家帰ってから、喜々としてロウソクを灯してみる…ばっちりだ!
灯台の一番下にロウソクを灯すと、灯台全体に光が行き渡るようになっている。
ちいさな窓や、灯台の光源台から光がパァーっと漏れて、すっっごい綺麗!!!
ブリキの古めかしさも良いし、何よりもね、自分が灯台守になれちゃうのが…たまりません!
欲を言うなら、一番上の台にプリズムレンズ(もちろん回転する)をくっつけてくれたら、1万円でも買うんだが
そうすると、ロウソクの光を妨げちゃうかなあ…。誰か作ってください。私買いますから。
この灯台は実在しないけど、壁に「アーメン」と書いてある。火を灯してからそのことに気づいた。
なんか、いいなぁと思って。これは買いだよ。暖かい気持ちになる。
とにかくね、灯台ファンは新宿ハンズへレッツゴーです。


結局ハンズではいい机が見つからず、お向かいのフランフランでめでたく理想的な机に出会った。
ほっとしたので、そのままヴィレッジヴァンガードへぶらり旅です。
親友へのプレゼントに、ホルガのにゃーにゃーカメラ(白猫が!!出ていた)を買おうとして
その横に、森山大道モデルのちっちぇいカメラを発見してしまった!はい、これ!

だいどうのサイン&かの鮮烈な『三沢の犬』が入ったデザインで、フィルムつき1838円!
このカメラで撮ったという写真集が置かれていて、見たら凄く良かったの。
大道さんは、トイカメラで撮影したのはこれが初めてなんだって。
でも、それはどうみても森山大道だった。このカメラの粒子の粗さや、明暗のあいまいさ
偶然の風景と、音が聴こえてくるような写真。
だいどうの写真には音が付いているんじゃないかと、いつも思うんだ。音も記録されてるように見える。
そんな風に、また私は密かに熱狂して、買っちゃった!
なんかカメラ2つも買ってあほみたいなんだけど、間違えて私の大道カメラもプレゼント包装されちゃったのが
またあほらしくてよかったです。


家の庭からは空がよく見える。
今夜はオリオン座がキラッキラ輝いていたから、何も考えずにこの『だいどう君』(カメラの名前)で撮った。
ファーストカット。
…映ってない、だろうなあ。きっと。
明日からこの『だいどう君』で阿佐ヶ谷を撮っていこうとおもう。
めざせ大道↓

moriyama daido t‐82 (toy camera books (vol.1))

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