LP→ジャズ→箱の中からコルトレーン

私いったい、連日ゴールデンウィークに何をやってるんでしょうか。
昨日に引き続き、今日もうっかり、LPをバサバサと持ち上げていました。
レコードで聴きたいわぁ、と思う音楽って、思いつきはじめるときりがなくて・・・


友人と阿佐ヶ谷をぶらり散歩していたら、みつけてしまったのです。
『ジャズレコード900円』の手書き看板。
阿佐ヶ谷駅北口を出てすぐ、駅のダイヤ街沿い、狭い路地がくねる飲み屋街にそれはあった。
こんな書き方してるのは、お店の名前がわかんないから!
地下にあるバーで、なぜかデイタイムレコード屋してる。
なんとなく入ってみると、バーのテーブルやカウンターにダンボール箱がたくさん置いてあって、
『一枚900円 二枚組1600円』とマジックで張り紙してあるだけの簡易フリーマーケットのような様相。
これは・・・マスターや友人知人の所蔵LPコレクション放出に違いない。
マスター、「入荷はしないから、売り切れたらおしまい」って言っていたもの。 
予定外にジャズ、しかもランダムに箱づめされた大量のLPを前にしてしまい・・・じっくり全部見てしまった。
いったい何時間いたんでしょう?バーの店内は薄暗いから、さっぱりわかんない。
私はジャズでどーしてもLPで聴きたいのっていうと、真っ先にジョン・コルトレーンの「至上の愛」が浮かぶ!
それから「インディア」!
狙いを少なく定めたからには最小限、と思いつつ、見ているとあ・・これも・・いいな・・そうだ、あれないかな・・
あぁ。狙いが増えてしまった。
とりあえず絞って絞って、コルトレーン2枚にビルエヴァンス1枚で収めましたが
「至上の愛」は無くて、またビルエヴァンスでも死ぬほど大好きな2枚、
「ワルツ・フォー・デビイ」と「What's New」も無く、ハービーハンコックの「処女航海」やら
ドナルド・バードのライブ盤・・・マイルスさん「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」だって聴きたい!
まったくべたなラインナップで申し訳ないんだけど、次々と浮かんでしまって。
偏見だけど、なんとなくジャズの大ヒットLPってのは、激安流通はしていないんじゃないかと・・・思えてならんの。
そんなこと、ないかな?市場は大きいだろうけど、クラシックほど誰もが気軽に買うもんでもないし
選ばれし名演には金惜しまず、という雰囲気がありそうな・・・やっぱ偏見??


LP道、はまるとこわい、だから今のところはロックには目を閉じています。
でもね、実は一枚だけ、ずーっと憧れ続けているLPがある。それはビョークの「ヴェスパタイン」の重量レコード。
もう今じゃ中古で高価にしか入手できないかもしれないけれど、いつかこれを、ごろんと転がって
(できればとても良いスピーカーで)聴くのが私の夢です。

Live At The Village Vanguard: The Master Takes

Live At The Village Vanguard: The Master Takes

きょうはこれ頂きました。「インディア」スリル満点〜緊張のなかのフリーダム感へ至るのが素晴らしかったです。
先日のRosasの来日舞台は、この曲にあわせて振付したダンス公演をやったそうだけど・・・見たかったあ〜!!!