アユオさんの音楽

きょうは突然、ライブを観に行くことになった。
映画「SICKO」を観た帰り(この映画のことは明日の日記で)
友人宅に立ち寄ろうと電話したら、あら〜っという間に流れ、流れて
数時間後、私達は渋谷の公園通りクラシックス(旧ジァンジァン)に居ました。
それは、ayuoさんというミュージシャンのライブでした。


ayuoさんは高橋鮎生といって、ギターを奏でる歌い人です。
プロフィールには書いてないけれど、実はピアニストの高橋悠治の息子さんです。
昨日ちょうど、高橋悠治坂本龍一のピアノ連弾集を入手したばかりで
まさか翌日息子のライブを観ることになるとは・・・ちょっとしたシンクロニシティです。


ライブはほんとうに音が美しくて、びっくりした。
寺山修司の詩「火の鳥」を朗読と音楽とダンスで表現した、組曲ともロックオペラともいえそうな
演奏は、とても面白くて興味深かったし
ギリシャや、ペルシャや、ブラジル、それからインド、どんなトラッドミュージックも
ひとつの色で彩られて現れる。アユオさん、素晴らしい。
懐の深さ、弦や打楽器の音の繊細な美しさに、ステージで踊るベリーダンサーの舞に・・・うっっっとりです。
ずっと続けばいいのにと思って、聴いていました。


ワールドミュージックは広すぎて、彷徨って自分の求めるものでない音を間違えて買ってしまうことがよくあります。
私の中では売り率ナンバーワンのジャンルです。
そうか・・・勉強不足でした。聴きたいのは、ギリシャだ。今日のライブで分かりました。
アユオさんはワールドミュージック講座を開くほど、世界の音楽に触れていて、そしてそれを表現していて
ろくに知らない私のような若輩者に、扉をひらいて見せてくれました。
その向こう、ただひたすらに美しい音楽が流れてた。
私はこれからギリシャの古典音楽を探す旅にでます。


ayuoさんのページ
http://www.ayuo.net