camp in 朝霧JAM’07

二年ぶりに行ってきました!朝霧JAM
毎年恒例、出演者はチケット完売まで秘密♪で今年引き当てたスバラシイ音楽。
大きな富士山、おいしい牛乳、富士宮焼きそば。それからゆかいなキャンプの思いで。
本当にたのしかった。一瞬前の大自然がうそのようにリアルに、遠ざかりながら目の裏に、今思い出してる。
この二日間と明日からの日々への調整をしようと、きょうは心を柔らかくしています。


今年のレポート
3連休渋滞恐るべし。朝6時に東京を出ても、富士吉田に着いたのは10時過ぎでした。
11時位に会場に着いて、今回は大所帯でテント6個分、なんとかステージ前のエリアを確保。
隙間ってあるもんだなぁ。でも来年以降はもう、5時台に出るべしですね。行こうとしてる方へプチ情報終わり。
では今年観てきたライブです。


一バーン!ダントツイチバーン!
THE BAYS
http://www.thebays.com/
この人たちはCDを出していません。上のURLからMP3がダウンロードできるので、ここで聴いてください。
ライブは即興、インプロビゼーションバンドです。ライブの瞬間の空気で音楽をつくるため、CDはいらないのです。
ってのが彼らの宣言です。ライブの前に必ず流れるアナウンスです。
友人の勧めで「凄いから見てきて」と言われて、仲間たちみんな裏の石野卓球DJへ駆けつける中、がっつり体験してきました。
音楽はほぼデトロイトテクノでした。信じられない。テクノが即興で万華鏡のように展開していく。
美しい。もう美しすぎる。なんかこの夜の美しさが凝縮されて音になる。
あたしが今や過去、踊り続ける(楽しさ美しさで感動して全身が"Air"になる)カタルシスの源を、この大地の上で
超音速で、でもゆっくりと飛びながら、見ていたような感覚だった。
あまりないよ、この体験は、初めてといっていい。だけどすべてが懐かしくて、どきどきした。
機会があったらぜひ、BAYSのライブを見てみてほしいです。きっと音源を聴いても、その場にいなきゃ違うものに感じるんだと思う。
少なくとも私はそう思った。だから。


二バーン!どっちといえずに3組。
THE CORNELIOUS GROUP
ABD AL MARIK
中納良恵
 コーネリアスグループは、小山田君確認と、映像がすごいんじゃないかという予感で見た。
それが予感的中、今回はSensuous SINCRONIZED SHOWという企画舞台で、映像と100%シンクロした生バンドの演奏。
映像のクオリティがすんごい高くて、すっばらしくて、ほとんどフィルムコンサートの気持ちで見てました。
ショートフィルムとPVの間をいくような、音楽と映像それぞれが主役で一つの舞台。面白かったねー最高に。
映像が一番よく見える位置で見たので、映像と演奏の完全なシンクロに感動していました。
これは映像やってる人、この舞台見たほうがいいよ。すごく勉強になった。
演奏もよかったです。最近の『POINT』と『Sensuous』は実はけっこう大好きなのだけど、意外にも今のテンションで演奏した
スターフルーツ・サーフライダー」が超ステキでビックリしました。
 次 アブダルマリック。
友人から凄いよって聞いていて(そんなんばっかりね(笑)すぐ影響されちゃって)出るじゃん!ってことで見たんです。
すごくいいライブだった。黒人のフランス人アブダルマリック。感じとしてはトリッキーやSEALのような、いやコモンかな?
歌い始めるとすんごい独特な雰囲気をかもして全部もってっちゃうんだけど、歌い終わると「どもー」って言ってそうな・・・
一緒に見た先輩が「この人歌が終わるとフツーの兄ちゃんだねー」って笑ってたけどそんな感じで。
私はすっかりやられて、ひやーいいわアブダル!と浮かれてCDを買い、さらにサイン会に参加(笑)本当に普通の兄ちゃんでした。
 2日目の一番!エゴラッピン中納良恵ちゃんソロライブ。
最近出たソロアルバム「ソレイユ」は本当に良くて、夜帰ってきてからずっと聴いてた。
私はエゴラッピンよりもソロのほうが身近でぐっとくるなぁ・・・。歌声がとっても自由でね。
ライブも開放感に満たされていて、とっても気持ちよかった!あの人の歌声ってホント凄いな、天高くどこまでも伸びていきそうだった。


三バーン!TOM MIDDLETON 超プロDJでした。
朝霧JAMには二つのステージがあって、ひとつはメインでテント張れる場所、もうひとつは奥にあるレイブ場。
朝霧のよいところは、明確にライブとレイブを分けて同時に見れるところだなと思うんだけどね
そのレイブ場で、寒くて上着を買うために、出店を見がてら立ち寄ったのが、TOM MIDDLETONのDJでした。
この人、名前聞いたことあるが誰だっけ?と思い出せないまま、かなり良かったので上着を着て踊って踊って
ちょっとなつかしいレイブの空気感にときめいてきました。こういう嬉しさって人生においてとても大事だよなーキャー
ってな感じで先ほど見直してみたら、Global Communication、Jedi Knights名義でやってたって?あーそりゃ家にあるわー
でした。あは。


その他 こんなの観ました。
ハナレグミ フィッシュマンズの「Walking in the rhythm」のカヴァーが良かったです。
UA 相変わらず美しい歌声で。「雲がちぎれるとき」と「情熱」が聞けてこれが良くて、それ以外は実は眠ってて覚えてません。
A HUNDRED BIRDS ORCHESTRA えっ彼らってテクノの名曲を生演奏する人たちだったの!?衝撃を受けた「Jaguar」のカヴァーなど聴きました。


その他 キャンプは先輩のひとりがお誕生日で、おおはしゃぎの笑い絶えない夜でした。
こっそり裏で誕生パーティーの計画を練って、準備も楽しかったな。夜の二時まで笑って、朝は日の出を見るために6時ごろ起きて
キャンプのメンバーは初めて会う人も多くて、なんか今日会ったばかりなのに、不思議だなー
その場に居合わせたみんな、笑ってる。楽しい時間を過ごして。
山の中、たくさんの音楽好きが好き勝手に居る場所で、踊って感動してくだらない話で笑って
また明日が始まり続くのです。