国道20号線スタート・ダッシュ

忙しさにかまけて、先月の日記があまりに貧弱だったので(1日ってないな・・・)
今月からは、ほぼ日更新をめざします。
更新しない間、増えてゆくアクセスカウンターをぼんやりと申し訳ない思いでみてた。
でも日記を書き始めたのは、日々の言葉の鍛錬のためではないか!書け!書くのだ!
と、思わず初心にもどってしまったのは、きょう映画を観たからだ。


国道20号線
渋谷アップリンクにて、本日から上映開始です。
私の友人たちが自主制作でつくった映画、初日の上映一回目に行ってきました。


昨日の日記でも、去年の今頃書いた日記のリンクを貼りましたが、今日も。
去年の今頃、わたしは先んじて、舞台となっている山梨県でこの映画をみました。
その夜、こんな感想をかきました→http://d.hatena.ne.jp/akk/20061119
一年後、渋谷にて、ようやくロードショーが始まった本日。映画の感想は、ほとんど変わってない。
つまりとても分かりやすく、面白い映画なんだと思う。私的感情は抜きで、純粋にそう思う。
会社の後輩が観に来てくれたのだけど、彼がいつになく快活な表情で「いやぁ、良かった!面白かった!」
と晴れ晴れした言葉を投げるのを見て、あぁこいつ私と同じ感覚で満喫したんだなと思った。
よい自主映画。それは、日々の映像のお仕事で各方面からこねくりまわされて、自分たちの単純な創作欲を曲げられる
そういうジャブを受け続けても、やっぱり好きだから映像業界のなかにいる因果な私達を囲む、みえない壁を
こ わ す の さ。


後輩は、一緒に自主映画をやっている友人を連れていく、と言ったので
じゃあ、たとえ映画が気に入らなかったとしても、絶対やる気になると思うよ。と言っておいた。
やる気ってのは、中途半端でダメな自主映画からじゃ得られないものでね。
好き嫌いは別にしても、観客を巻き込む力があるものがやる気を与えるのだ。それはもう、満々に。
自分だったらどうする、なにを伝える、なにができる、どう生きる?
それは映像をやってる人々だけじゃなくて、どんな人にも原点に立ち返らせる、自らの現在地と核をあきらかにする
映画ってそういう側面がとても大きいし、お上の制約のない自主制作は特に、無法地帯の起爆力から
こういった心の現象がうまれやすいものなんだ。


来週から、連動企画で自主制作の今昔とりそろえたレイトショーもはじまります。
興味深い監督の作品が多く、DVDになってないだろうなーっていうものも多く見られるので
脈々と続くインディペンデントの心に触れて、ぜひね、自由になってください。
私も行けるところは行こうと思ってます。クライアントがー代理店がー局がーそんなのぶっとばしちゃう自由さを
作り手としてのプライドを取り戻しに行くよ。


国道20号線』アンド関連企画『日本映画独立愚連隊』の詳細はこちら!→http://www.kuzoku.com/