岸田の森へ入っちゃって

久し振りの「俳優萌え」(←使い方あってる?)です。しかも故人です。
岸田森 大好き〜〜〜!!!
あぁ、書いちゃった。はずかしい。でも大好き。しかたないです。好きなんだから。


私は映画を観るとき、俳優目当てで観ることはほとんどありません。
いつも監督で観るか、直感で選ぶか、内容によって。
しかしごくまれに、俳優にキャー!してしまうと、もう大変。できれば全作品見たい。
そのためならば、多少の危険や冒険をいとわずです。・・・と書くと大袈裟なんだけど、
昨日は岸田森みたさに、日活ロマンポルノに乗り込みました。
実はロマンポルノは初めてで、何となく映画館で観るのは性的な壁を感じてこわかったんです。
でも、行ってみると全然怖くなかった。なんてことない、いつものラピュタ


という訳で、ただいまラピュタ阿佐ヶ谷にて、岸田森特集が開催中です。
岸田森ファンの友人が観に行くっていうので、先週「子連れ狼・三途の川の乳母車」を観ました。
ふ〜ん・・・イケメンじゃないの。でも岸田森はあんまり出ていなくて、一も二もなくひたすら
若山富三郎が大画面を汗だくで占領する、灼熱のような映画でした。暑かった・・・。
でもなんか気になる。なんっか岸田森の顔思い出しちゃって、追い討ちをかけるように
YouTubeの岸田リンクが送られてきたりして、それがまたステキで・・・なんて妙な雰囲気の人。
なんて目立つ人。ちょっと放っておけない感じの・・・。
もう、ロマンポルノどうとか言ってられない!岸田森をちゃんと観たい!ということで。。
今週観たのは「黒薔薇昇天」神代辰巳監督作のスラップスティックロマンポルノです。
別に岸田森の全裸が見たかったわけじゃないよ!主演出ずっぱり状態ときいたので。
ポルノは芸術だ!と宣言して頑張るピンク映画監督のおはなしで、もちろん岸田森が監督役です。
まぁ、すごい。ほんとにすごい。魅力全開です。独特な・・・のんびりさんのようで鋭くて、
たんぽぽの綿毛のような軽さがあって、そして注目せざるをえない、ただならぬ存在感。魔力・・・。
しかも岸田森、この映画では関西弁でしゃべってるんだけど、しゃべりかたがやわらかくてなさけない感じで
とっても可愛らしいの。
よくアイドルおたくの人が「萌え死ぬ〜!」って叫んでるけど、あぁ萌え死ぬってこういうことだな・・・
と、岸田森の関西弁を聞きながら、しみじみ思いました。
冷静に作品としては、ぶっとんでいて、なんかもうすごい爆発的な渦をもつ映画で、でも随所に
映画の裏側のばかばかしさや、映画つくる人々の熱が、まんべんなく効果的に表現されていて
ポルノっていうのは隠れ蓑なのね、と思うほど『映画作品』でした。それなりにやらしかったけど。
まだ今週いっぱいやってるので、気になる人はどうぞ阿佐ヶ谷へ。男女問わず確実に惚れるから覚悟して!


来週は「呪いの館 血を吸う眼」 特集最後は吸血鬼です。ともに萌え死にましょう。
http://www.laputa-jp.com/laputa/program/kishidashin/
あぁ、あの魅力に気づくのが遅くていっぱい見逃しちゃったけど、
続く岡本喜八監督特集でも、岸田森見られるからうれしい。


今いちばん欲しいもの(笑)↓来週買いますかも!

不死蝶 岸田森

不死蝶 岸田森

今日はほんとにろくでもない日記でゴメンなさい。でも書かずにいられなくて・・・
岸田森って蝶コレクターなんだってよ!うそみたいだね!