空白報告

ひさしぶりの日記です。
近況報告します。


このごろ、ずいぶんストレスを抱え込んでいたみたいで
疲れてても頭に入ってくる本→まんが→雑誌 と読むものひとつでも
その重度の変遷が自分でよくわかります。
でも、面白いものに出会っていたよ。という訳で楽しかったやつ

プリンセス・トヨトミ

プリンセス・トヨトミ

四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系 (角川文庫)

「さらりと楽しめそうな若手作家をよみまくる週間」と銘打って
万城目学森見登美彦をよく読みました。
冊数がすくないので、残るは今読んでいる森見イの「宵山万華鏡」で制覇です。
大人気の「鴨川ホルモー」よりも、万城目さんのなかでだんとつに面白かったのが
「プリンセストヨトミ」でした。
森見イはなんのかんので、やっぱり「四畳半神話大系」が一番かな。
夜は短し歩けよ乙女」にはきゅんとしましたが、割と似たり寄ったりのなかで
「四畳半〜」は構成の素晴らしさに拍手でした。
まんが、はだいたい人から薦められて読むのだけど、
自発的に、本屋で表紙をみてドキューンときて買っちゃったのが
オノ・ナツメさんのこれ
not simple (IKKIコミックス)

not simple (IKKIコミックス)

暗い話です。でもとてもいい。泣いちゃった。
どうやらわたしはこの人の絵がとても好きみたいで、他のまんがの表紙をみても
訴えるものがある・・・のでちょっとずつ楽しみに読んでいこうとおもいます。
相反して、親友の薦めで買ってすんごい癒されているギャグマンガ(?)
聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)

聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)

エスブッダが下界で(立川のアパートで(笑)生活してるっていう設定で
愛とやさしさに溢れたコメディです。超癒される・・・。全巻すぐ買って、何回も読んでいます。
もう疲れてつらくて、みたいな時期に毎晩寝る前に読んでいました。たのしくて・・・。


さて、映画は「ポー川のひかり」が素晴らしかった。
もう公開からだいぶ経っていますので、DVDになったらまた書きますね。
ああいうフィクションの表現が出来たら、と願う。
自分の仕事でちょうど再現ドラマをやってたので、自分の陳腐さや、あ、できてる、
とおもうシーン・・・振り返って反省自画自賛いろいろ思いました。
そしてストレスが感受性を邪魔していた具合を示唆するのが、映像でいうと
映画をみず、毎日2時間、強制録画されてくる「相棒」の再放送しか見ていなかった、
というところでした。
昼間にちょうどやっていたのね。で毎日見ないとどんどん溜まっていくのね。
でもすっかり癖になっちゃって、再放送おわった今はちょっとさびしい(笑)
「相棒」はよくできた、やるきまんまんのミステリーだから、
ちょうど、今はミステリーしか読めませんといったスッキリしない状態のときに
とても効果を発揮するのでしょう。
さらに、わたしのユッター水谷豊が時々、ものすごい表情をする。
飄々とした役柄なのだけど、怒りや苦悩の重みや、びっくりするほど可愛い表情が
ドラマ内で突然現れるので、おどろき!なんておトク!!と嬉しくなっちゃうのです。
撮影中、ちょっと照れながら「相棒みたいな・・・」などと技術さん達に話してみたら、
うっかり話に花が咲いちゃって(笑)
あれはP2で撮ってFinal Cutで編集してる(これドラマとしては凄い画期的な軽装備なんですよ)
とか、老舗の東映チームがやってるから、ライティングや画づくりにかなり気合入ってる、
などと「相棒技術トーク」が炸裂・・・
というわけで、なんとなく見ていたはずの「相棒」にひそかにはまってしまい
新しいシリーズはがっつり予約してみてるし、今日はついに・・・
「劇場版・相棒」を借りてきてしまいました!
ついでに、シーズン1からみてもいい、という気になっています(超やるきまんまん)


とまあ、なんかストレスだらけみたいなこと書いてますが
それが書けるのはストレスが終わった証拠で、今とてもすっきりしています。
仕事もひと段落したし、やっと重いものから解放されたー!という爽やかな状態で
それでも、書いてみればたのしいものに出会ってたのしんでいたなあ、と
たのしいお話もたくさんしていたよなあ、と思うのです。
わたしはわたしで、悪魔がまわりをくるくる回っていても、それに振り回されていても
そのさなかで、わたしだったんだなあ、と思いました。


久し振りにいま、音楽を聴いて暖かくなっています。
体じゅう、愛でいっぱいです。
Night Dubbin

Night Dubbin