コロニー/オールジャパン・生活の工夫

わたしはゲームに疎いけれど、唯一とても熱心にやっている大好きな携帯ゲームのサイトがあります。
コロプラ」です。
コロプラは、携帯のGPS位置登録を使って位置をとりながら、自分のコロニーを育てるゲーム。
なにが楽しいって、その土地ごとのバーチャルな「お土産」をGETできることで
ちなみに阿佐ヶ谷あたりは「荻窪ラーメン」がGETできる。
お土産には画像とともに、名産のいわれや歴史がわかる説明書きがあって、ちょっとうれしい気分になるのです。
全国各地、地域密着の温かみや、地域独特の文化への小さな驚きや発見が楽しめるのは、旅の楽しみのようです。
コロニーを育てるために見知らぬ人たちと助け合い、資源を補給したりお土産を交換しあう。
攻撃したり破壊したりしない、やさしいのんびりしたゲームなのです。
ハンドルネームはなく、コロニーの番号だけ。その匿名性が旅の一期一会にも似ていて
すれ違うコロニー同士の肩の力を抜くのかもしれない。
このコロプラで今、とても単純であたたかいコミュニケーションが飛び交っています。
現在地から他の土地へワープできる機能があり、それを利用して、全国のユーザーが被災地にワープして
ゲーム上で資源を補給したり、メッセージを送っている。
昨晩わたしも福島のいわき市にワープして、メッセージをつけてお土産を置いてきました。
現地のひとたちは携帯ゲームをする余裕などないだろうけど…と思いつつ、はたして今朝みてみると
ありがとうメッセージが幾つも届いていて、とても嬉しかった。
これから茨城に避難しますという人や、いわきいい街、復興したら遊びにきて下さい、とか
私はひまわり(←山梨でとれるお土産)を置いて回ったのだけど、
ひまわりのように上を見て逞しく生きていかなきゃね、という返事もあった。ああ、伝わったと思った。
見知らぬ人たちに、そもそもこの世は見知らぬ人たちの集まりなのだ。
届いたメッセージボトル、庭に落ちてきた手紙つきの風船。今でも飛んでいるのかな、わたしは拾ったことがある。
すごい宝物を見つけたように嬉しく、知らない街の誰かに手紙を送り、返事をもらって大事にしていた。


やっと、立ち上がる元気が湧いてきた。
まずやったこと。TVを消した。消すのは昨日まではとても勇気のいることだった。報道を見ていないと怖かった。
それから窓を開けて、掃除をした。徹底的にぴかぴかにした。
そして食のたのしみのために、八百屋へ行った。食べたいものが多くて夢中に買い物した。
(慌てて買った保存食は全部たべてしまった。結局私は保存できないたちなのだとわかった。)
それから親友とゆっくり話して、いろいろに話すなかで節電アイデアをきいておおっと思い、やってみた。
湯たんぽこたつ↓

小さい机にカバーをかけて、中に湯たんぽを置いています。持続時間はだいたい4〜5時間。

わたしはこの冬から湯たんぽを導入して、そのおどろきの暖かさに毎日手放せないのだけど
さすがに机下だと範囲がひろくなるから、持続時間も短めで弱め。だけど電気こたつの「弱」位にはなる。
これは即席でベッドカバーの厚手の布を使ってるから、布団をかければもっともっと暖かいはず!
なによりも、エアコンでカバーしきれない足の冷えをじわっとしてくれるから、心強い。
なんとなく置いていたサブ机が、このようにこたつに変身するのはとてもおもしろくて
とたんにくつろいでしまう。ごちゃごちゃとずさんに物をのせていた机が、こたつになると
こたつ的な…わたしだと本と飲み物だけ、みたいな置き方になる。
こたつ、久しぶり…安心して、眠ってしまいました。


湯たんぽこたつ 起きたらお湯が冷めてて寒かった、まだ改善の余地あり。
わたしたちは今、自分の生活をめぐる変化を自覚し受け入れる必要があります。
個人個人の確実に変わらざるをえない生活を自覚したら、あとはいかに快適にこころたのしく生活できるか、
オールジャパン・工夫です!
生活の工夫をかんがえる、やってみる。その満足感はひとを元気にする。
生きることをたのしむために。